成功に必要な力は「やり抜く力」

「やり抜く力」が重要な理由

■「やり抜く力」とは?
非常に遠い先にあるゴールにむけて、興味を失わず、努力し続けることができる気質です。

■重要な理由
「やり抜く力」が重要とされている理由は、その重要性が事実を持って提唱されているからです。成功するかどうかは、生まれ持った才能や環境ではなく、「やり抜く力」が重要であるとダックワーク氏(ペンシルベニア大学教授)は提唱しています。単語コンテストで優勝できる子ども、厳しい軍隊の訓練を最後まで生き残れる若者、困難校の子供らの学力を上げられる先生、「やり抜く力」が強い人が、自分の仕事を最後まで成し遂げ、そして成功に導いていることを調査し事実を持って提唱しています。

【出展】「成功のカギは、やり抜く力(ダックワース氏)TED 日本語」
TED日本語 - アンジェラ・リー・ダックワース: 成功のカギは、やり抜く力 | デジタルキャスト
コンサル業界の高評価な仕事を辞めて、アンジェラ・リー・ダックワースは、ニューヨークの公立中学校1年生に数学を教え始めました。彼女がすぐに気付いたのは、IQだけが学業での成否を決めるわけではないということ。ここで、彼女は、成功のカギとなる「やり抜き力」理論について語ります。

「やり抜く力」を習得するために必要なマインドセット

■「グロースマインドセット」とは?
「自分のもともとの能力は生まれつきのものではなくて、努力によって後天的に伸ばすことができる」と信じることができる心が、「グロースマインドセット」です。「やりぬく力」を習得し成功するためには、「グロースマインドセット」を育てることが必要と、キャロル・ドウェック(スタンフォード大学教授)は事実をもとに提唱しています。

【出展】マインドセット「やればできる! 」の研究

「グロースマインドセット」を育てる鍵は「内発的やる気」?

■「内発的やる気」とは?
何かをやること自体に動機づけられている状態のことです。それに対して、外発的やる気は、何かをやることから発生する報酬や罰などによる動機づけのことです。

■どういう時に、「内発的やる気」を持てるのか?
・自己決定理論によると、①~③の欲求を満たすことが必要です。
①関係性:人とのつながり
②有能性:自分が何かできるという感覚
③自律性:自分が決断したことを自分の意志にのっとってやっているという感覚

■「内発的やる気」を持てるようにサポートする方法
【前提】
・問題が子供の学習進度に合っているかどうか考える。
【ほめる時】
・結果ではなく、努力やチャレンジしたこと自体を適度にほめる。
【注意する時】
・間違いは最高の学習機会であることを伝える。
・ネガティブな主観を表さず、間違いを客観的に説明する。
・やり直しの場合は、やり方の方向性をアドバイスする。

【出展】「ダメ子育て」を科学が変える!全米トップ校が親に教える57のこと

なぜ、「内発的やる気」が「グロースマインドセット」を育てるのか?

■「内発的やる気」と「グロースマインドセット」の関係性(仮説※)
「内発的やる気」により取り組んだことにおいて、努力により困難を乗りこえ成長する体験をすることで、「自分のもともとの能力は生まれつきのものではなくて、努力によって後天的に伸ばすことができる(グロースマインドセット)」と信じることができるようになるのではないでしょうか?
※調査した事実は見当たらず、ブログ筆者の仮説です。

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